医者の私がクリエイターに?

アイドルオタクの医者のお話

かつての推しメンが芸能界に復帰した話

今日は外病院での寝当直。

週末は潰れますが、若手医師の貴重な収入源です。

今日も今日とてセコセコと当直するのであります。

 

推しメンの話

つい先日、僕の元推しメンが声優として芸能界に復帰した。

 

彼女の名は日和ゆず。

約3年前までチームしゃちほこで安藤ゆずとして活動していた。

当時の僕はももクロからアイドルにハマり、その妹分であるチームしゃちほこに気移りし、気がついたらチームしゃちほこのオタクになり学生時代の春休みにはいいくらしツアーで全国を駆け巡った。

そんなチームしゃちほこの中でも僕の推しメンだったのが、ボニーピンク安藤ゆずだ。

 

彼女のオタクをしていた時は僕の中でもオタクとしてのモチベーションがかなり高い時期で、彼女なくして僕のオタク人生はない。

 

そんな彼女がチームしゃちほこのライブに出れなくなった日は今でも鮮明に覚えている。

2015年10月12日アクトシティ浜松公演だ。

当時静岡県で仕事をしていた僕は地元公演ということで新幹線でルンルンと浜松に向かっていた。

その新幹線の車内で安藤ゆずの体調不良による公演欠席が発表された。

当時推しメンパートで跳ねることしか能がなかったオタク3年生くらいの僕はひどく落ち込んだ。

 

彼女はめまい症と診断され、そしてそのまま彼女は復帰することなく、卒業公演もないままチームしゃちほこを卒業してしまった。

 

その後僕は亡霊になった。

 

推しメン不在のグループに通う頻度は段々と減っていき、たまに行けば存在しない推しメンのパートで存在しない推しメンに向けて推しジャンをし、目をつむりながら元推しメンの歌唱パートを聴き、頭の中のステージに推しメンを作り上げた。

 

めまいを治す方法を勉強するために、研修医2年目は耳鼻科を選択研修した程である。

 

そんなこんなで地下アイドルにも傾倒しながらもその推しメンや推しグループをどんどん解散し、アイドル現場に通う頻度も徐々に減っていった。

ツイッターでなんとなくアイドルの情報を得て、年1回TIFにはオタクの友達と参加する程度になってしまった。

 

そんな刺激のない日々を送っていた矢先に、推しメンが名前を変えて突然ツイッターに現れた。

 

推しメンが復帰する...dato???

 

僕の胸は大きく高鳴った。

連載が突如中止になった漫画が、突然復活したのだ。嬉しくないわけがない。

 

僕の心は踊った。ツイッターの投稿にいいねを押し続けた。

 

そして彼女は昨日新しく日和ゆずとしてステージに立ち再スタートをした。

 

これだけ話しておいて僕は行っていません。

 

手術日なので行けなさそうだと思い申し込まずにいたらチケットが売り切れていました。

 

これからリリースイベントが始まるみたいなので、参加できそうな時には参加したいと思う。

4年の月日が立ち、彼女が22歳になり、僕も社会人になり昔のようにはライブや特典会には参加できなくなった。

 

アイドルは儚い。輝きは一瞬だ。その刹那を楽しむのがオタクの醍醐味だと思っている。

アイドルにとってもオタクにとっても卒業というのは大事なイベントだ。

それを見届けることができなかったが、こうして再出発してくれたことに感謝したいと思う。

 

まだまだオタクは辞められなさそうだ。