医者の私がクリエイターに?

アイドルオタクの医者のお話

医師の働き方調査

先日僕のメールボックスにタイトルの件名のメールが届いた。

 

厚生労働省医政局です。

9月2日(月)~8日(日)の調査期間に、医師の勤務実態調査*が行われています。

 

これは、現在の医師の方々の勤務実態を把握することで、将来の医師の労働時間の

在り方などを考える礎となる大変重要な調査になります。

お忙しいところ、お手数をおかけしますが、新たな医療における医師の働き方や

未来の医療のために、ぜひご協力をいただきますようご案内申し上げます。

だそうです。

という訳で昨日からインターネットのアンケートページに勤務時間を打ち込んでいる。

勤務時間の他にも点滴や注射、診断書記載の業務などについて、医師がどれくらいの割合で行うかなどの調査のページもあった。

 

所属病院名も記載しなければならないので、身バレの可能性もあるけれど正直に入力している。

 

世間では働き方改革が叫ばれ、色々なところで働き方の改善が行われているらしい

自分自身や周りではあまり働き方改革の恩恵を受けているような人は見つからないが、ツイッターなどのネットではホワイト企業なんだろうなと思われるような生活スタイルの方をお見受けすることが多い。

ブラック企業に勤めている人がツイッターに現れにくいという根底があるからかもしれない。

 

忙しい自慢をするつもりは毛頭ないけれど、僕もまぁまぁブラックな働き方をしている。

9月は休日が3日しかない。

これにはいわゆる休日のアルバイトと呼ばれるものも含まれているので、世間一般から見たら金稼いでおいて文句をいうなと思われるかもしれない。

確かに医師という職業をしていれば、世間一般の会社員より稼ぎは良いだろう。

しかし、当たり前のようにかかってくる時間外の病棟からの電話、患者家族が仕事終わった後の病状説明、当直明けの夜までの通常業務、夕方から始まる定時手術やカンファレンス、これら全てに時間外給与やインセンティブがつくことはない。

常勤の病院からは一般会社員程度の給料しか出ていない。

これをアルバイトで補って生活している。

アルバイトと行っても休みたいときに休める訳ではないので実質通常業務である。

 

若いうちの苦労は買ってでもしろ

なんていう言葉もあるが、若いうちにしかできない遊びもあるんだから僕は苦労よりもたくさん遊びたい。

 

給料が多少低くても良いから週休2日くらいは欲しいなというのが本音だ。

 

知り合いにも今話題のコンビニ時給以下で働いている医師がたくさんいる。

人を助けたいというモチベーションで薄給でもしっかり働く人々を本当に尊敬している。僕にはちょっと難しい。

 

今は少しブラックな環境でも、外に出ればまだまだ半人前の医者。

世間から一人前に見られる程度にはなってから自由に働きたいと思っている。

それはどの社会でも一緒だろう。

能力が秀でているのならそれはまた別の話だけど、残念ながらそこまでの能力は僕にはなさそうである。

最近は病院以外の働き方もたくさんあるので、可能性に関しては無限大までは行かなくても色々あるんじゃないかと模索している。

 

今週の勤務は

 

月曜日が12時間勤務、火曜日は11時間勤務だ。

 

今週はまだ暇な方だ。

 

今回の僕の調査報告が医師のみならず社会の何らかの役に立ってもらうことを祈るばかりである。